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愛犬の抜け毛

 

【症状】原因によって脱毛の症状は様々

病気によって、脱毛のほかにかゆみや皮膚の赤みをともなうことがあります。

また、かゆみがほとんど見られない状態で脱毛が見られる場合には、ホルモン異常(内分泌性疾患)が原因の可能性もあります。
内分泌疾患による脱毛症では左右対称性の脱毛や体全体の被毛が薄くなるといった症状が見られるほか、皮膚がうすくなる、黒ずむ、フケが多くなる、毛づやが悪いといった症状が現れることもあります。
季節的な換毛が少ない犬種に一時に多量の脱毛(抜け毛)が見られる場合は、病気による脱毛症の疑いが高いかもしれません。

【原因】アトピー、ノミ・ダニ類、真菌・細菌、ホルモン異常など

アトピーや外部寄生虫、細菌などの感染による脱毛の多くは、かゆみや炎症、発疹をともないます。真菌の場合は10円ハゲのような円形脱毛が見られることもあります。また、内分泌性疾患によるものでは、かゆみがほとんど見られないことがあります。脱毛を生じる内分泌性疾患には、ホルモンの過剰分泌によるクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)や、ホルモン量の低下による甲状腺機能低下症などがあります。

【治療】

かゆみや炎症を抑え、原因に応じた治療を脱毛症は、まず脱毛(抜け毛)の原因をつきとめ、それに応じた治療を行います。
アトピー性皮膚炎が原因なら、アレルゲンに接触させないように適切な飼育・管理を心がけ、ステロイド剤や抗アレルギー薬の投与でかゆみや炎症を抑えます。外部寄生虫の感染が原因なら、かゆみや炎症を抑えながら寄生虫の駆除薬を投与します。皮膚糸状菌症(白癬)が原因なら、抗真菌薬を、細菌感染によるものなら抗生物質を投与します。内分泌性疾患が原因の場合は、その治療を行います。また、原因や皮膚病の症状に応じて、全身の毛を刈ったり、薬浴をおこなったりすることもあります。なお、カラー・ダイリューション脱毛症(CDA:淡色被毛脱毛症)のように遺伝的な要因が関与するような脱毛症では、現在のところ有効な治療法は見つかっていません。

【予防】衛生的・健康的な生活ができるように

脱毛症は様々な原因によって引き起こされるため、特定の予防方法はありません。したがって、脱毛(抜け毛)を引き起こす可能性のある病気にならないよう、衛生的・健康的な生活を整えてあげることが大切です。例えばアレルゲンとの接触や、外部寄生虫との接触機会(野山や草むら立ち入り、野良犬との接触など)を極力避け、食事や生活環境の管理をきっちり行って、愛犬のストレスが少なくなるようにしてあげると良いでしょう。

 

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